令和5年度学校評価報告について

令和5年度の保護者評価アンケート、職員自己評価を含めた「学校評価」のご報告をさせていただきます。
「幼保連携型認定こども園ときわみなみのこどもえん」の取り組みを自ら振り返り本園の教育活動、その他の運営についての改善を目指すとともに保育の向上に努めて参ります。

ときわみなみの幼稚園 園長 小畑 圭子

令和5年度の学校評価を下記の通りまとめました。

  1. 自己評価結果報告書
  2. 教職員自己評価
  3. 保護者アンケート調査

1.本園の教育目標・方針

【教育の目標】
子どもの人間形成を培う大切な乳幼児期に豊かな自然環境の中で生きる力の基礎を身につける手助けをします。
【教育の方針】
環境保育から学ぶ「あそび保育」を柱とし、「主体的・対話的で深い学び」を育み小学生へと繋げていきます。
【育みたい3つの力】
・自分で考えて行動する力
・色々な経験の中で失敗や困難に立ち向かおうとする力
・遊びを通して生きる力

2.本年度、重点的に取り組む目標や計画

課題具体的な取り組み方法
1・保育教諭の資質向上
保育内容の共通意識
  • 本園の教育目標・教育要領を職員間で、子どもたちが主体的に活動し遊びがより充実するように、保育環境や援助の在り方を話し合い、共通意識を持ち保育に取り組む。
  • 乳児・幼児の保育の専門性を高めるための研修の充実を図る。
  • 月案・週案・個別記録・保育日誌の記録から目標・課題を振り返り反省を生かし、日々の保育に努める。
  • 公開保育・学校関係者評価の実施の取り組みにより、日々の保育、園の運営の向上を図る。
2・健康・安全管理
  • 園児の健康状態を把握し、体調の変化や不測の事態についても敏速に対応出来るように職員間の共通意識を高める。
  • 安全確保に関して教職員の共通理解を図る。
  • 災害発生時の安全に備え、避難訓練の見直し、実施を行う。

3.評価項目の取組み結果・今後の課題

教育の質の向上・保育環境の研究

今年度も乳幼児理解・保育に繋げるための研修(配信を含め)自己課題を持って積極的に参加し学びに繋げる事が出来ていた。
9月に開かれた「北海道・札幌市私立幼稚園教育研究大会」公開保育担当園を経験したことにによりテーマとして掲げた「主体的に遊べる環境づくり」について改めて職員間で保育を研究し見つめ直すことが出来た。また今年度は、週日案の見直しを行い、日々の保育の振り返り、明日の保育への繋がりを考えることが出来た。今後も一つひとつの遊びが発展できるように丁寧に環境づくりを行い保育の質の向上を目指す。

安全管理

今年度は、バス置き去り装置を全バスに設置し、確認の流れのマニュアルを作成、事故防止を徹底した。戸外に出る際、園舎に戻る際の人数確認も職員間で話し合い、実行した。園児受け入れの際、園児が安全に速やかに保育室に入ることが出来るように玄関対応をしっかり行う事を徹底した。また職員同士の声かけも密に行うように心がけた。

乳児クラス・幼児クラスの担当職員が話し合い、避難訓練の計画を立てることにより、全職員が自己の役割を責任を持って行うように意識し取り組むことが出来た。園児一人ひとりが自分の身を守る事の大切さを、その都度話し指導することにより、職員、園児共に真剣に取り組んでいる姿が見られた。1年間の反省を振り返り、引き続き専門的な指導を取り入れより深い「危機管理意識」の向上を目指す。次年度は動物に遭遇した時の訓練も行いたい。

乳児、幼児に対する日常の健康観察は職員一人ひとりの意識は高く処置対応も良くできている。
「ヒヤリハット記録簿・事故報告記録簿」の記入を通じて、原因・問題点を確認し改善策を検討し職員間での共有を徹底することが出来た。今後もアレルギー対応・熱性けいれん等の対応等 一人ひとりがしっかりと対応が出来るように会議や園内研修の中で確認し共有するように努めていく。施設設備及び園舎周辺の定期的な安全点検、危険個所の早期発見、対処の徹底を図ったが今後も職員一人ひとりの危機管理に対する意識を高く持ち、早急な対応を心がける。

4.令和6年度 今後取り組むべき課題

課題具体的な取り組み方法
1・保育教諭の資質向上
保育内容の共通意識
  • 本園の教育目標・教育要領を職員間で、子どもたちが主体的に活動し遊びがより充実するように、保育環境や援助の在り方を話し合い、共通意識を持ち保育に取り組む。
  • ・乳児・幼児の保育の専門性を高めるための研修の充実を図る。
  • 月案・週案・個別記録・保育日誌の記録から目標・課題を振り返り反省を生かし、日々の保育に努める。
2・危機管理
職員の連携
  • 園で作成している「危機管理マニュアル」を確認し職員間の共通意識を高める。
  • 危機管理に関する研修を通じてより深い学びを得る。
  • 子どもの安全を守ることができるように、全職員で気づきを共有できる場や話しやすい雰囲気づくりなど、職員間の連携の強化に努めて行く。